Istituto Di Cultura - Osaka

夏期講座 2017 夏期講座 2017 7月3日 ~ 9月22日

イベントスケジュール

【写真展】フォトグラファーFlavio Gallozzi 『Il gesto creativo 手のこころ』
【写真展】フォトグラファーFlavio Gallozzi 『Il gesto creativo 手のこころ』2017 年 7月 22 日

イタリア人フォトグラファーFlavio Gallozzi 『Il gesto creativo 手のこころ』の大阪初公開です。Flavio Gallozziは、ミラノを拠点に、広告・雑誌等にて30年を越え幅広く活動する写真家です。プライベートで訪れた日本、そこで出会った日本固有の文化に魅せられ、ライフワークとして伝統継承に携わる人々の所作・手を撮り始めました。2011...

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ルイジ・ピランデッロ講演会 (3)  ピランデッロ劇の現代性—— 『エンリーコ四世』を中心に−—
ルイジ・ピランデッロ講演会 (3) ピランデッロ劇の現代性—— 『エンリーコ四世』を中心に−—2017 年 7月 29 日

ピランデッロ生誕150年を記念して、イタリア文学・文化研究者で、京都大学名誉教授の齊藤泰弘先生をお招きし、シチリア島出身のこの作家についてお話しいただきます。 講演解説: 【ドラマの前史】イタリア中部のとある町の裕福な家の子弟たちが仮装パレードをすることになった。主人公の若者(氏名不詳)は、恋人のマティルデが「カノッサの屈辱」で有名なカノッサ城主に扮することを知って、自分はその相手の神聖ローマ皇帝エンリーコ四世の扮装をする。だが、パレードの途中で彼の馬が何者かに槍で突かれ(実は恋敵のベルクレーディが犯人だった!)、落馬して頭を強打し、意識が戻ったらなんとエンリーコ四世その人となっていた。彼の狂気を不憫に思った姉が、別荘を昔の宮廷と同じ設えにし、廷臣たちを雇って、エンリーコ四世と同じ生活をさせる・・・それから20年後、かつての当事者たちが別荘を訪れて、彼が本当に狂っているのか、それとも狂人の真似をしているのかを確かめようとする。こうしてドラマの幕が開きます。 1)われわれの人生の最良の時である《青春》を楽しめなかった人間の《後悔》の念と、失った人生への《渇き》の凄まじさ! エンリーコ四世:「君たちは自分の人生を生きて年を取ったが、僕はその自分の人生を生きられなかった! 僕はものすごい空腹で宴会にやって来たが、その時はもう食事はきれいに片づけられた後だった!」 講師の感想:だが、狂気の中で生きていた人間が正気に返るという話は、実際にはあまりない話です。だからこの場合は、刑務所の中で青春を無駄に過ごすよう強制された受刑者の喪失感と恨みを想起したらいい。刑務所とは、社会に害をなした人間を社会から隔離して矯正してやるための施設だというのは建前論であって、その現実(本質?)は、人間の自由を奪って生きる喜びを味わえなくする《刑罰》の場所なのです。 2)失った人生は2度と戻って来ない!(皆さんもそうならないように注意しなさい・・・) では、どのようにすればこの残酷な時間の流れに復讐することができるのか? エンリーコ四世:「僕の頭を傷つけた石の残酷な仕打ち(=狂気)に復讐するために、意識的にその狂気を生きるのだ!」講師の感想:つまり、紀元11世紀の世界に戻って、エンリーコ四世の人生を実際に生きることです。この《仮想現実(バーチャルリアリティ)》の世界では、時間の流れを自由に巻き戻せるので、時間の流れの不可逆性に対して復讐することができます。これは、録画とかゲーム機のバーチャル世界に生きるのと同じ感覚です。サッカーの試合をリアルタイムでテレビ観戦する時、われわれはハラハラドキドキしながら、その結果がどうなるかを見守ります。だが、その結果を知った後で、この試合を録画で見たらどう? われわれは見る前から、試合の経過と結果を知っており、だから安心して自由に時間を巻き戻して試合を見ることができます。エンリーコ四世が我に返った時に、自分の失った時間に復讐しようとしたのは、この方法によってなのです。 3)だが、バーチャル世界は、残酷で容赦のない《時の流れ》へのはかない抵抗にすぎない! そのような仮想現実の世界が実は《擬態(ミメーシス)》に過ぎないことを、エンリーコ4世だってよく知っています。生卵の中身(=人生の喜び)を味わうことを断念して、卵の殻(=形、概念、レッテル、ステータス等)の世界で遊んでいたエンリーコ四世にも、人生を味わっていた人々と同様に、老いは押し寄せます。彼は昔の恋人に向かっていう。「あなたはこの人生の歳月を生きて、この20年の人生を楽しんだ。そして、僕がもう本人とは見分けられないほどに、あなたは変わり果ててしまった・・・」 4)抑圧したはずの本能(=生きる喜び)の突然の暴発、その結末としての衝動殺人! エンリーコ4世は、元の恋人マティルデの娘が、かつての彼女と生き写しであることに驚愕する(過ぎ去った人生が再び甦った!)。エンリーコ四世:「僕の知っている彼女はこの人だ。お前はあそこにある画像だったのに、生きた人間になってくれた。僕の夢がお前の中で生命を得たんだ! お前は僕のものだ! 僕のものだ!」彼はマティルデの娘に抱きついて、力尽くで連れ去ろうとする。バーチャル世界と現実の世界の一瞬の接触による大爆発。彼の行為を止めようとした昔の恋敵ベルクレーディは、エンリーコ4世に剣で刺されて死ぬ。だからこれは、狂った喜びと嫉妬心から生じた復讐劇なのです。でも、この悲劇の真の主人公は誰か? それは容赦のない無情な敵、つまり人間の青春を衰えさせて墓場へと導く《時》なのです。 ピランデッロの描く、実に深くて痛切な人間性の世界と比べると、通常の劇作家たちの喜怒哀楽の世界など、いかに《ちゃち》で《軽薄》な《気晴らし》にすぎないかということを、このピランデッロ講演を通じて理解してもらえることを願っています。   ...

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禅と綱渡り、本物であることを求めて
禅と綱渡り、本物であることを求めて2017 年 7月 29 日

綱渡りアーティスト、哲学者 アンドレア・ロレーニイタリア文化と禅実践の間での均衡 来る7月29日、綱渡りアーティストで哲学者であるアンドレア・ロレーニさんがイタリア文化会館-大阪にいらっしゃいます。アンドレアさんは、2006年から高い所に張った綱の上を歩くことで芸術の真理を追求することに専念されており、8月には禅寺内で綱渡りを行う初のアーティストとして日本の曹源寺の池の上に張られた綱の上を渡ります。 大阪での講演は、皆さまに禅と綱渡りプロジェクトとその内容をよく知っていただくための重要なプロセスとなるでしょう。プロジェクトが、一見とても遠いけれども近く、そして多くの部分で似ている二つの教え、二つの国、二つの文化間の懸け橋、実在のそして観念の一本の糸となることを願います。 綱渡りの一歩一歩に存在する禅哲学の典型的な示唆やニュアンスを受け入れ、注意深く慎重に、そして鋭く豊かに分析し、熟考することができる日本の皆さまに、イタリア語とイタリア文化の快活さと飾り気のなさを交えてアンドレアさんが語る綱渡りと彼の人生経験について深く耳を傾けていただく一時となることでしょう。   禅と綱渡り‐ここで今を生きる 非常に高い場所に張ったステンレスの綱の上を歩いて10年になる。高い場所を歩くことで得た絶対的なものに対する直観から瞑想・禅を実践し始め、深めていき10年が経つ。 綱の上では、私は瞬間、瞬間を深く生きる。綱は私のエゴがなくなる場所。そこでは記憶も予測も存在しなくなる。怖いと思うことを怖いと思わなければ、扉が開かれ、その扉の後ろにはすべての物の奥にある絶対が存在する。 私が最後に参禅し、師と正式にお会いした際に、「座禅をすることで無の境地に達しているか?」と老師様は私に尋ねられました。私は「まだです。」と答えました。すると、老師様は岩のように全く動かず、「この場所と今この時だけがある。無であるかそうでないか。未来も過去もない。現状を変える時間はない。ただ現状があるだけだ。」と私におっしゃいました。 これが、高所綱渡りを専門とする唯一のイタリア人アーティストであるアンドレア・ロレーニが、今向き合い、語りたいと考えているテーマ、「本物であることを求めて」、「恐れに向き合い、真髄に到達するために恐れをコントロールすることの必要性」です。 彼はこれを彼が知っている芸術と教え、禅と綱渡りを通じて実践しています。時とともに、この二つが非常に似ていて互いに補い合っていることが分かりました。   プロジェクト‐禅寺での綱渡り、ドキュメンタリーと本、講演 アンドレアは続けます。「私が瞑想を実践しているお寺の池の上にステンレスの綱を張ってもよいかと原田正道老師に尋ねた時、彼は『どうぞ』と答えました。私にとってあの『どうぞ』は、ここには本物の生の機会がある、この機会を逃してはいけないを意味していました。」 こうして、探求への道のりを続けるために、アンドレアは来る8月にチームを連れて日本の岡山市にある曹源寺に戻ってきます。禅寺の池の上の綱渡りが彼を待っています。寺での綱渡りは、彼の二つの教えが地理的に見て一体となる機会、彼自身の人としての成長の道が交わる場所となり、禅寺内で綱渡りを行う最初の人となるでしょう。 この経験を通じて以下が制作されます。‐日本の禅寺内で綱渡りを行う世界初の人となることへとアンドレア・ロレーニを導いた道のりについて語るドキュメンタリー。ドキュメンタリーは、本物であることを探求する独自の素晴らしい道のり、人間が必要とする絶対的なものに対しての彼独自の解釈を他と分かち合うことができる証となるでしょう。音楽、ジュリア・ケント。‐思考と写真の本。禅と綱渡りが出会う絶対的瞬間をとらえた美しい視覚と精神の記憶。 禅と綱渡りプロジェクトはフリック・スクオラ・チルコの支援のおかげて実現され、イタリア文化会館-大阪とミラノ・ビコッカ大学 人間...

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7月30日チーズセミナー【フレーバーチーズ】
7月30日チーズセミナー【フレーバーチーズ】2017 年 7月 30 日

7月30日のチーズセミナーは【フレーバーチーズ】です。  チーズの味わいにハーブやスパイスのフレーバーがプラス!今回はイタリアだけでなく、様々な国のチーズを愉しんで頂きます。暑くなるとちょっと食べにくいとお聞きするチーズですが、もれなく楽しんで頂くアレンジもご紹介致します。もちろんワインとのマッチングもフレーバーが加わるとぐんとUP!です!!   講師:和泉 夕加里 (チーズ・プロフェッショナル協会理事・近畿支部副支部長、J...

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【シネフォーラム】 『I cento passi (ペッピーノの百歩)』(2000年)
【シネフォーラム】 『I cento passi (ペッピーノの百歩)』(2000年)2017 年 8月 26 日

  日時: 8月26日(土) 17:00~   作品: 『I cento passi (ペッピーノの百歩)』   (2000年) 監督:Marco Tullio Giordana (マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ) あらすじ: ほとんどの人々がマフィアと関わりを持ち、マフィアなしでは経済が成り立たないシチリアの小さな町で、大人たちに反抗して反マフィアのキャンペーンを展開し、最後にはマフィアによって暗殺されてしまった実在の青年をモデルにしたサスペンス・ドラマ。マフィアのボス、ターノの家からたった百歩の距離で育ったペッピーノ。ペッピーノの父も親戚もみなマフィアと関係しており、父は頭のいい自慢の息子がいつかターノのようになってくれればと願っていた。やがて60年代に入り青年となったペッピーノ。その頃、世界では若者が既成の価値観に異議申し立てをして様々な騒動を巻き起こしていた。そんな時代の空気にも刺激されたペッピーノは、仲間たちとマフィア糾弾の新聞を発行し、ラジオ番組を製作する。父親はそんな息子を力ずくで黙らせようとするのだが…。   トレーラーはこちら   ◆ご予約/お問い合わせ先◆   (ご予約はカルタ・レオナルドが必須) お申込の際は下記のメールアドレス宛てに件名を『8月シネ・フォーラム』とし下記情報を記載し、 予約を完了ください ・お名前フルネーム(漢字とローマ字) ・電話番号       を記載の上 corsi.iicosaka@esteri.it     電話番号:06-6227-8556

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ITALIAN JAZZ NIGHT - マルコ・ヴェッツォーゾ、アレッサンドロ・コッリーナ、中島教秀&芳垣安洋
ITALIAN JAZZ NIGHT - マルコ・ヴェッツォーゾ、アレッサンドロ・コッリーナ、中島教秀&芳垣安洋2017 年 8月 28 日

イタリアを代表するトランペッター Enrico Rava の直弟子であり、GP Big Band や Hasta Jazz Orchestra他、イタリアの著名な楽団で活躍し、オリジナルからエレクトリック、ファンキー、スタンダードまで幅広い演奏力と表現力を持つトランペッター:マルコ・ヴェッツォーゾが2年ぶりに来日。同じくイタリアから、ペトルチアーノ兄弟やファブリッツィオ・ボッソのツアーでも活躍のピアニスト:アレッサンドロ・コッリーナを伴っての京都初登場です。...

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講演会『マルコ・ポーロと磁器』
講演会『マルコ・ポーロと磁器』2017 年 9月 22 日

「東方見聞録」は、マルコ・ポーロがアジア諸国で見聞した内容を口述し、ルスティケッロ・ダ・ピーサが記した書物です。この書は版によって、その内容が大きく異なっています。本講演では、もっとも古い版、ラテン語版、最後のラムージョ版で、どのような違いが見られるのか、磁器の記事に着目して考察します。*講演は日本語で行われます。イタリア語通訳はありません。 講師:高田英樹(たかた...

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沼尻竜典オペラセレクション ベッリーニ作曲 歌劇『ノルマ』
沼尻竜典オペラセレクション ベッリーニ作曲 歌劇『ノルマ』2017 年 10月 28 日

ベッリーニのベルカントオペラの名作を、イタリア・オペラで最も真価を発揮する粟國淳を演出に迎え、新制作でお贈りします。確かな歌唱力、複雑な心情を表す演技力が必要なタイトルロールには、日本のオペラ出演が最後となる世界最高峰のソプラノ歌手マリエッラ・デヴィーアを迎えます。イタリアオペラのスペシャリスト 藤原歌劇団とともに創り上げる記念碑的プロダクションに注目です。 指揮:...

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武谷なおみ講演会『古来、旅人たちはエトナ山をめざす』
武谷なおみ講演会『古来、旅人たちはエトナ山をめざす』2017 年 12月 02 日

シチリアをいまに伝える最初の作家は誰? 2700年ほど前のギリシアの詩人ホメロスとその後継者たちだろうと言われています。『オデュッセイア』第9歌で詠われる「ひとつ眼巨人キュクロプスの国」は噴気孔をたくさん有する火山から想をえたもので、シチリア島エトナ山のあたりと多くの学者が見なしています。 ローマ詩人オヴィディウスの時代になると、エトナ山は実名で登場します。遊学先のアテネからローマへの帰路シチリア島に立ち寄って1年ちかく過ごした詩人は、神々が住む豊かな自然を満喫しました。初代皇帝アウグストゥスの治世下に『恋の歌』や『恋の技法』の出版で社交界の寵児となり、『変身物語』は現在なお読み継がれている不朽の名作です。しかし彼は晩年、いわれなき罪で黒海の畔に流されて、紀元後17年にその地で没します。失意の日々に詩人の頭をよぎったのは「エトナ山の噴火で赤く染まった空」でした(『黒海からの手紙』)。 12世紀、グラナダからメッカ巡礼に行ったイスラム教徒のイブン・ジュバイルが帰る途中に荒れ狂う海で見いだしたのは、「いと高き(アラーの)神の御業のように現れた有名なシチリアの火山」(『旅行記』)。ヨーロッパでグランド・ツアーが流行った18世紀には、旅の家庭教師を生業にする英国人ブライドンが貴族の若者を伴って、エトナ登山に挑戦しました。 ゲーテ、モーパッサン、D.H.ローレンスなどの文豪がシチリアを訪れ、やがて20世紀後半を代表する日本人作家の小川国夫と辻邦生もエトナ山をのぞむ憧れの地に立つのです。   武谷なおみ (たけや な...

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シチリア フュージョン
シチリア フュージョン2017 年 12月 31 日

プロジェクト「シチリアフュージョン」は、次の分野におけるシチリアの長所を探りながら、シチリアの魅力を見出すことを目的としています。 ・ワイン・食品  ワインや食品を取扱う食品会社に、一般客のみならず将来の取引相手となり得る輸入業者へシチリアの特産品であるワインや食材などの商品を紹介できる機会を提供します。 ・工芸品 ・観光業や接客業に携わる企業 ・芸術・文化 シチリアフュージョン 私たちについて Musa...

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